2015年7月9日木曜日

石の識別に「帯磁率」

地質学の研究で用いられる「帯磁率」を、考古学の石の種類判別に使うという記事。



富山藩主前田家の墓に、福井産の笏谷石が使われていたことが分かったとのこと。

城の石垣の産地もサクッと分かるようになるんでしょうね。

氷見市の公園で、古墳ならず犬のフン

氷見市の国史跡・柳田布尾古墳の公園で、古墳ならず犬のフンに困っているという記事がありました。



注意すると逆切れですか……困ったものですね。

せっかくの史跡なので、みんなで奇麗に使いたいですね。
ちなみに、山城に登ると、クマやカモシカのフンだらけですけどね。

2015年6月29日月曜日

砺波・安川城跡で草刈り 大感謝ですっ

砺波市の安川城、地元の人による草刈りボランティアが行われたそうです。



写真を見ると、三の曲輪の下あたりですかね。結構大きな倒木もあるんですね。

こういう方々の保守によって、山城好きは生かされているのです。深く感謝。

それにしても、砺波市は増山城周辺の整備といい、山城への愛を感じる自治体です。富山県下の各市町村は、砺波を見習いましょう。

2015年6月26日金曜日

朝倉義景攻めでの佐々成政の活躍

さてさて、北日本新聞の佐々成政の連載はなかなかに興味深い内容。



石山合戦で負傷した佐々成政でしたが、その後も、信長の使者として敵陣に赴いたり、朝倉義景攻めでも功績を上げたという話。
あの朝倉義景のボロボロの撤退戦で活躍したんですね。

安田城跡資料館で縄張図配ってます

佐伯氏の縄張図がもらえるそうです。


安田城跡資料館は太っ腹。
ガンガン配って下さい。
でも、大道城はなかなか手強い山城ですよ。

佐々成政、石山合戦の一番槍

北日本新聞の毎週木曜日、佐々成政の記事が大変気になっています。
今回は、姉川前哨戦での成政の活躍について。



他、石山合戦の一番槍の武功を挙げたという話。

2015年6月1日月曜日

さい銭泥棒に「期待に答えられません」のメッセージ

浅井神社って、浅井城があるところなんですが、さい銭泥棒に悩まされている模様。


「さい銭泥棒するとバチが当たります」とはせずに、

「こまめにさい銭を回収しており、貴殿の期待に応えることはできません」
……なるほど、からかうとは、面白いです。

ついでに、さい銭を入れる人に対して「貴殿の期待に応えることはできません。神より」とあったら、もっとウケた。

砺波市で新たな山城「金剛寺城」が発見される

「庄川で城郭跡確認」の巨大な記事が掲載されていました。

金剛寺地区の山城発見

削平地を簡易的な堀切で守っただけの、単郭の縄張りの模様。
民衆の避難場所であったのだろうと推測され、特に文献も無いので、「金剛寺城」と名付けられて今後調査されるとか。

それにしても扱いが大きいですね。砺波市が売り込んだんでしょうか。

記事中にある、滑川市の鋤山砦は、確かに見張り台としての伝承はあるのでしょうが、佐伯氏によれば「城郭類似遺構」の扱いになってます。
金剛寺城もそうならないように願っています。比高もそんなになさそうですし、近くに舗装林道も通っているようなので、場所がハッキリしたら、出かけてみましょうか……。


2015年5月30日土曜日

佐々成政は黒母衣衆の筆頭だった理由

今回は、佐々成政が信長の黒母衣衆筆頭だったという記事でした。


信長は、自身の馬廻の中から、戦功のあった20人を赤と黒の母衣衆に選出。
その黒母衣の筆頭が佐々成政だったと。

その理由として記事で考察されているのは、鉄砲隊の指揮に秀でていたからであろう、と。

信長が本格的に鉄砲の使用を始めたころから、佐々成政は早くからその取り扱いに精通していたのであろう、と。

なるほど、面白かったです。


2015年5月26日火曜日

魚津・戦国のろし祭りのPR!……って、ネットは遅いよ

魚津市の「戦国のろし祭り」が近づいてきました。
会場の一つである升方城では、地元の小学生による清掃作業が行われたという記事がありました。


ありがとう、みんな。城跡をきれいにしてくれて。
感謝。


魚津駅では、のろし祭りののぼりや幕が設置されたという記事も。
盛り上がってますねー。

…………って、魚津市のホームページなど、ネット上での行事詳細はまだ発表されていない模様。ねえ、そっちが先なんじゃないかと思うのですが。



富山県の姥捨山伝説の地に標柱が

富山市吉野に残る姥捨山伝説の地に、新たに標柱を打ち直したというニュースがありました。


 いまは廃村になった薄波地区もそうしていたのですね。
 その姥捨山は実際にどこなのかは記事からはわかりませんし、また登山道未整備なのでガイドの同行が必要なんだとか。
 (まあ、そんな地でないと婆さんを捨てないですよね……)

 せめてGoogleマップ上にピンを置いておいてほしい。
 あねくら姫の会さんも、かなり頑張っておられるご様子です。応援したいと思います。

2015年5月20日水曜日

越中・宮崎城のストリートビュー公開

富山県朝日町にある、宮崎城のGoogleストリートビューを作ってみました。


越中と越後の国境に位置する宮崎城は、戦国期には熾烈な争奪戦が行われた城です。
その後、旧日本陸軍も利用し改変しました。

少々雑な間隔で申し訳ありませんが、どうぞお楽しみください。

2015年5月19日火曜日

佐々成政が他家の家臣に助言する書状

佐々成政が、1578年(天正6年)の荒木村重攻めの際、柴田勝家の家臣である瓜生内記に当てた書状が見つかったのだそうです。


出陣準備について、他家の家臣に気を配った内容ということで、大変珍しいものなのだとか。
丁度、富山市郷土博物館で行われる展示企画で紹介されているそうです。

加賀藩が佐々成政の悪評を広めた?違うらしいという話

富山市郷土博物館(富山城)にて、何やら展示企画が行われているのですが……


「佐々成政の悪評を広めたのは加賀藩か?」
て、なんともストレートな名前で驚きなんですが。

 なんでも、不倫を犯した愛妾早百合を吊るし切りにしたという「早百合伝説」は、成政以後の越中を統治した前田氏によって広められた悪評と伝えられてきたのですが、どうもそれは違うんじゃないか、という話。

 学芸員による解説の日もあるということなので、興味津々です。


広瀬城(南砺市)に登るイベントは地元住民限定?

南砺市にある「広瀬城」に登る企画が、これで2回目。
北日本新聞に掲載されていました。


しかも講師は再び佐伯先生ではないですか!

広瀬城はかなり広大な城域を持ち、特に主郭周辺は急峻な地形により近寄りがたいものがある城。
しかも、クマさんの住処でもあるので、さてさて一人で登るには、ちょっとキツい山城なので、こういったイベントがあるのはうれしいところ。

……ですが、事前の情報が何にもなかった。どこで案内されてるのですか!w。



2015年4月28日火曜日

朝日町・宮崎城跡での城山まつりなんてあるんですね

今、一部で話題の木曾義仲に関する山城・宮崎城跡にて山開きを祝う「城山まつり」が行われたという記事。

富山県朝日町

これ毎年あるんでしょうかね。
山城にも登れて、イノシシ鍋も食べれるなら一度行ってみたいものです。

宮崎城跡は八重桜が咲くスポット。

土山御坊の蓮如忌と虫干し展

毎年4月26日前後、南砺市土山の土山御坊跡にて蓮如忌が行われます。


土山御坊は一部が御峰城という城跡になっており、越中と加賀の国境を監視する重要な場所でもあります。

現在、土山には寺院はありませんが、虫干展があるので一度行ってみたいとは思ってますけど、毎年忘れるんですよね……。

富山・歩兵第514連隊の記念碑が建てられる

太平洋戦争末期、アメリカ軍との本土決戦に備えて、富山県の若者を集めて結成されたのが「歩兵第514連隊」です。
記念碑が、富山市の五福公園内に建てられたそうです。


本土決戦が実際にあったら、本当にズタズタな国土になっていたでしょうね。
本当に戦争は二度としない……それが現在の日本という国(である筈)。

旧大門町『大門地誌』で貴重な歴史資料が

射水市の旧大門町の歴史読本「大門地誌」を作成したとの記事。



明治から終戦後まであった事実を正確に記録しているそうです。
「『大門町史』の誤りを正したい」ということで、そりゃ昭和の時代に刊行されたものから歴史研究は進んでいるでしょうからね。

市内の図書館に配布されたようなのですぐにチェックですね。楽しみです。



2015年4月10日金曜日

小矢部市が木曾義仲と巴御前の絵本を発行[P.A.WORKS]

もう義仲、木曾義仲ですよ小矢部市は。
何が何でも、大河ドラマにしたいんです。

北日本新聞によると、小矢部市は絵本「木曾義仲と巴御前 〜乱世を駆けぬけた武者たちの物語〜」を5000部刷り、市内の小学4年〜中学3年生と公民館に配布するそうです。

小矢部市の木曾義仲絵本

記事内には出ていませんが、絵を担当しているのは南砺市のアニメ制作会社「P.A.WORSK」と思われます……って、そうだわこれ。
そういうPAファンも気になる絵本だと思いますけどね……コミケに持っていったら、意外と人気あるかもしれませんよ、小矢部市さん。

2015年4月3日金曜日

越中大門から新高岡まで買って、高岡駅では降りれない問題

あいの風富山鉄道の越中大門駅からの料金問題。



結局、越中大門から新高岡駅までの切符を買って、高岡駅では降りれないそうです。
追加10円を払わなければなりません。
乗り継ぎが前提の料金設定なので、そりゃ、納得行かないよね。

納得いかないけど、そういう使い方する人がいるのでしょうかね。


2015年3月28日土曜日

越中大門駅ー高岡駅運賃の奇妙な設定「近い駅が10円高」

JRから「あいの風とやま鉄道」になって、ちょっとした事件が。


 越中大門駅から高岡駅の運賃が210円なのに、乗り換えて新高岡駅もしくは越中中川に行くと運賃が200円になるという理不尽な設定が発生しています。

 乗り継ぐ場合の割引設定により引き起きた事態ですが、そりゃまあ「納得いかない」という人もいるでしょうねえ。

2015年3月25日水曜日

富山市郷土博物館(富山城)の来館者が4割増えているそうで

富山郷土博物館(富山城)の入場者数が、北陸新幹線開業効果で4割増えているという話。


富山市にとってはうれしい話。
まあ、金沢城・兼六園での状況には遠く及ばないのでしょうけど。

確かに、JR富山駅から歩いて行ける範囲ないで、何か観光スポットと言えばここぐらいかのかも。
富山城の天守閣(模擬天守)内の郷土博物館は、こじんまりとしていますが、結構な見応えがある展示がなされています。
おすすめです。

戦艦武蔵の第3代艦長は富山県黒部市出身だった

戦艦・武蔵が発見されたことが話題になっていますよね。

それもそうなんですが、海外ではドイツ旅客機が墜落、国内でも米軍基地辺野古移転問題などビッグニュースが多い中、北日本新聞の1面トップは「戦艦武蔵の3代艦長は富山県黒部市出身だった」という記事でした。


どうなの、おい、と思いますが、でもまあ、これはこれで。

朝倉豊次は武蔵第3代艦長。第4代の時に武蔵はシヤブン海に沈みました。

黒部市教育委員会が発行した冊子『海に生きた朝倉豊次少将』という本が気になりますね……図書館にあるのかな?


新高岡駅駐車場混雑で高岡中央駐車場を無料に

北陸新幹線開業に伴い、JR新高岡駅の無料駐車場が激混みしています。

無料といっても、基本有料なんですが、新幹線利用者は無料になるというシステム。
駅改札を出る際、旅券があれば無料にできるというもの。

なにしろ、入場券でも駐車場無料にできるため、見物客もこぞって無料駐車場に停めますからね。本当に新幹線を利用する人が、無料駐車場が満車で有料にまわされるという事態も起きていますから、困ったものです。

(で、あふれた見物客は、隣のイオンモールの駐車場に停めて歩いて駅に行っていますけどね)


あいの風とやま鉄道の高岡駅中央駐車場を、新幹線客にかぎって無料解放するのは大賛成なのですが、さて、これで緩和対策となるかどうか。
あくまで新高岡駅利用の場合みたいですね。高岡駅から富山駅に行ってから新幹線を利用する、というニーズも多い気がしますけどね…。

2015年3月22日日曜日

江戸富山藩邸に100を超す地下室が存在した

北日本新聞より、東京大学本郷キャンパスにあった「富山藩の江戸藩邸」には、発掘調査により100を超える地下室があったと判明したそうです。


 元々江戸では、火事の避難先として地下室が存在したそうですが、藩邸にこれだけの地下室があるのは異例でしょうね。
 ……なんだろ、売薬用の薬でも作ってたんでしょうかね?w

2015年3月12日木曜日

角川書店の漫画『日本の歴史』は大丈夫か?

角川書店が、まんが学習シリーズ『日本の歴史』全15巻を出すそうなんですが……

まんが 日本の歴史

うわ、吉崎観音さんの表紙絵ですか!

中身の本文マンガはさすがに違うようですが、表紙買いを狙っているのか、興味深いんですけど、逆に大丈夫かなこれ、と思ってしまう。

2015年3月10日火曜日

企画展「弥生時代の富山」 木製品などいろいろ

富山県埋蔵文化財センターにて、企画展「弥生時代のとやま」が行われているので、ふらりと寄ってみました。
完全に中世人間なので、弥生時代はあんまり興味ないんですけどね。


木製の鎧
木製短甲(高岡市江尻遺跡)
1本の丸太を削った鎧ですね
よく残ったものだなあ

水盛り(水準器)
こういった木製品は貴重品

射水市鏡宮の高島A遺跡

玉作り工房跡からの出土品
加工途中のものが出てくるとは珍しい

硬玉製玉工房

越前・若狭の主要城郭図展示(安田城資料館)

安田城跡資料館で展示されている佐伯先生の城郭図面を見てきました。
今回は、越前・若狭の主要城郭と題して、福井県内の城郭図が展示されているんですが、いやはや、佐伯先生の図面はいつ見ても素晴らしい……時間を忘れて魅入ってしまいました。


個人的には、一乗谷城とその周辺の城郭図が見れたのがうれしかったです。
城郭図

城郭図

 上城戸を監視する砦は、地元の案内図に小さく出ているので、登りかけましたがやめた記憶があります。佐伯先生の図面を見て、やっぱり登っておくんだったなあ、と今更ながら後悔。

 あんまりアップすると先生に申し訳ないので、ここらでやめておこう。

イオン高岡に2つめのスタバ

イオン高岡に、同店舗内に2店目のスターバックスが出来ていました。
2階、喜久屋書店の中なんですが、分かりにくいなあ、これ。


書店とのコラボなんでしょうけど、さすがに広くとれないので、書店前に席を設けたという訳ですか。


2015年3月5日木曜日

小矢部市が林道・松根城線を舗装

小矢部市が、松根城跡に通じる林道を舗装するそうです。

林道松根城線を舗装

富山と石川の県境に位置する松根城は、金沢方面からは行きやすいのですが、富山側からはアクセスが悪く、佐々成政の城にしては富山っぽくないイメージがありましたよね。

それが観光を目的として林道を舗装するというのですから、城好きにとっては有り難い話。
(でも、どれだけ効果が期待できるんだろう……それより源氏ケ峰城の薮刈りをしてもらった方が嬉しいんだけど)


栂尾城への登山道を整備するって、どうなった?

富山市・栂尾城への登山道を整備するという話が昨年ありましたが、この春周辺へ行ってみても、それらしき案内がありません。
どうなったのでしょうね。
気になってます。

呉羽山 丘陵の歴史的名所を冊子に

冊子発行はまだ先ですが、楽しみです。


「慶長富山大火」の焼失エリア限定的か



富山城焼失のエリア限定的

2015年2月11日水曜日

Googleカーと共に行く富山県の山城

富山県内をGoogleカーがくまなく回ったようで、Googleストリートビューでかなり広範囲を巡ることができるようになりました。
面白いことに、普段行くことのない奥地にも行っていて、眺めて飽きることがありません。

そんなGoogleカーは、富山県内の山城に関する場所も訪れているようで、家にいながら様子を探ることができます。ありがたや。

……ということで、城跡に関するGoogleストリートビューのスポットを少しご紹介します。

武隈家老屋敷(地図
松倉城登り口(地図
石の門(地図
源氏ケ嶺城 入口
一乗寺城入口(地図
木舟城跡(地図
増山城 七曲りの入口(地図
守山城入口(地図
頭川城(地図
荒山城(地図
宮崎城入口(地図