2013年5月16日木曜日

門口の門で別れる若狭と大道の集落

富山市八尾町(山田村)の奥地にある大道城へ行ってきました。

富山県内でも最も高所にある城跡の一つである大道城。
あのあたりは、雪解けも遅いですし、熊も出ますから、一人で行くには心細い場所。

ただ、大道城に行く前に「門口の門」を訪ねておかねば……。

門口の門
門口の門 正面

門口の門は、伝承では大道城の大手門とのことなのですが、城跡から1.5kmも離れているので、さすがに城門という訳ではないでしょう。

門口の門
尾根道に対して土塁を持つ切岸を設けて防御

門口の門の南側すぐに、若狭集落と大道集落への分かれ道があり、おそらく関所の役目を果たしたのだと思われます。

昔の人は、こんな尾根道を往来したんですね……。
それにしても、大道集落と若狭集落って、どこ?

少し古い富山県地図には載ってます。


大道城を挟んで東西に位置します。
今から考えると、何が好きでこんな山奥に住んでいたのか……炭焼きや林業で細々と暮らしていたんでしょうね。
佐伯先生によると、大道集落まではちゃんと電気が通っているとのこと。

二つの集落は既に廃集落になっていますが、さすがネット上には廃村マニアによる訪問記があります。
 >>若狭集落
 >>大道集落

恐ろしい……単独で廃村探訪は危険ですよねえ……。